2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

朝顔につるべとられて

蜘蛛嬢が物干しに糸を架けたので そこは使わないようにしている。 思い出すのが「朝顔につるべとられてもらひ水」という加賀千代女の有名な句だ。 以前からこの句は好きになれなかった。 井戸は共同のものだろうからこの後 朝顔はどんな目に合うか分からない…

コガネグモ

1週間ほど前、外は鮮やかな紅葉に染まった。 なのに2日間にわたって強風が続いたせいでだいぶ落葉してしまった。 気の毒だったのが何年ぶりかでベランダに素晴らしい蜘蛛の巣をはった蜘蛛である。 立派な蜘蛛の巣は強風に吹き飛ばされてすっかり壊れ、残っ…

テディベア

この人は石楠花模様の絽の着物に 透けるピンクのショール。 髪型は耳隠し。 ゴブラン織のソファに腰掛けています。 初日の昨日、銀座人形館のテディベア作家さんにお会いした。 新作のベアを抱っこさせてもらって、嬉しい。 今までテディベアには全く縁がな…

会場の様子

今日も気持ちのいい日だった。 帰りには銀座をぶらぶらしようと思っていたのに 日の暮れるのが早くて4時過ぎにはあたりは夕暮の気配。 薄着だったせいもあって早めに帰ることにした。

個展、あしたから

昨夕 個展準備のために銀座人形館に行った。 予め送っておいた人形たちはすでにちゃんと展示されており いつもながらありがたいことと感謝!! 私は殆ど何することもなく夕暮れの銀座をゆるゆると駅に向かった。 ひと頃の銀座は大通りに観光バスがずらりと並…

枕草子

いっとき枕草子にのめり込んだことがあった。 特に好きなところを書家の方に書いていただいて 屛風に仕立てた。 もちろん、人形たちに合うように。 枕草子

月夜の西洋かるた

この人が手にしているのはディズニーの「眠れる森の美女」のトランプです。 昔から家にあったもの。 ところで これからはトランプじゃなく西洋かるたと呼びたい。 トランプという名前にはあまり楽しくない色付けがされてしまったから残念だ。 似たような話が…

天上の青

「天上の青」は1988年から新聞連載された曽野綾子の小説である。 連載の時は主人公の雪子があまり好きになれなかった。 それから何回読んだだろうか。 読むたびに少しずつ違う感想を持つが最後は泣く。 今回読んで、雪子の言ってることに共感を持てるように…

映画  「隣の女」

1981年のフランス映画「隣の女」は衝撃的なストーリーだった。 隣にすむ元恋人の家の寝室にこっそり忍び込んだ女。 そこで見たのがベッドの上に無造作に置かれたレースのスリップ。 それは夫に愛されている美しい幸せな妻を連想させるもので 女は嫉妬が燃え…

特別な一日

ずいぶん昔のこと、TVのCMでおしゃれで綺麗な女の人が 「女に特別じゃない日なんてないのよ」 と言ったのが印象的だった。 同じ人がもっと昔、カップ麺のCMで ちびちび食べる人を見て その頃はお嬢様という感じだったのに 「そんなふうに食べるもんじゃあり…

襟足の美しいひと

先日、電車の中で素晴らしい襟足の人を見た。 2本の細い砂州のような、嘴のような、くっきりとした襟足で それが上に向かって生え揃っている。 もう日本髪のためにあるような襟足だった。 おまけにこの方はとても華奢で美しく、まるで明治の令嬢という雰囲…