午後の曳航
今日は横浜に行く予定だった。
晩秋の横浜で三島由紀夫の「午後の曳航」の舞台を散策してみたいと思ったが
昨日から気温が低く風が強くなったので取りやめにした。
竜二が少年たちに案内されて最期の場所に行くところは
巨大な船が邪悪なタグボートに操られて破滅するのを連想する。
クルーズで何回か巨大客船に乗ったが1番の楽しみは離岸と接岸だった。
船が人間の大きさならば二十日ネズミくらいの大きさに見える小さなタグボートが
巨大船を押したり引いたりしてぴたりと接岸させるし、離岸の時は狭いところで180度向きを変えさせたりする。
実に楽しい眺めだけど見物する人が殆どいないのは不思議だ。
暖かくてお天気の良い日にホテルニューグランドや元町の紳士服店に行ってみたい。
それにしても海の男の制服姿はかっこいい。