春と秋 そして「春のかぞえかた」
ローズ色の「夢の着物」のひとと並ぶと
まるで春と秋のようになった。
髪型は同じボブスタイル
髪飾りは秋のひとが濃いグリーンで
春のひとは黒である。
日高敏隆著「春のかぞえかた」を読んだ。
お会いしたことはないが私は昔から日高先生と言ってしまう。
人間は「動物界の一員」という視点から文化や環境問題を考えていくべきだ
と日高先生は言われる。
私は本を読んだだけで大好きになったのだが
先生はとてもおんなのひとに(おとこのひとにも)好かれるらしく
大学を移られる時「女性の大移動」があったとうわさを聞いたことがある。
きっと先生流にいえばご本人は「とてもステキなオス」だったのだろう。
先日 吉祥寺の静かな喫茶店で上品な3人のおばさまが談笑していたが
そのうちひとりが「オスはやっぱりやさしいほうがいいわねえ」
というので私はすっかり驚いてしまった。
このひとたちは生物の先生かなにか?
それとも普通の奥さんでもこのごろはこういうのか? と。
そのうちオスとは「お酢」のことであったとわかり私はひそかに拍子抜けしたのだった。