絽の着物で絵本を眺める

この着物は全く手を通してない美しい状態でした。
夏物は一度でも着用するとそのあとは歴然と残ります。
こんなに綺麗な着物をほどくのは惜しくもあり嬉しくもありというところです。
そして実にほどきにくい。
それはそれは丁寧に縫ってあります。
与謝野晶子は羽織を一晩で縫ったということですがどんな縫い方だったのかな〜
子供が11人もいたのだからなにもかも手早かったことでしょう。
そんな状態で情熱を持ち続けるなんてすごい人だ なんていろいろ考えながら几帳面な細かい縫い目をほどきました。

きものはピンクの絽で桔梗や百合、撫子などが美しく描かれています。
髪はお嬢様らしくきっちりまとめてみました。